中国人観光客の間でなぜか青森県がブームとなり、多くの観光客が押し寄せているというニュースが大きな注目を集めているようです。
そこで今回はなぜ中国人に青森が人気なのか、その理由を探ってみました。
青森の海鮮とねぶたに魅了される中国人観光客
青森県は、日本海と太平洋に面しており、新鮮な海の幸が豊富です。
青森市内の市場、青森魚菜センターでは、中国からの観光客の姿が多く見られます。
従業員は、簡単な英語を交えながら明るく接客しています。
青森駅に向かう途中で、のっけ丼で有名な青森魚菜センター。ひと切れづつ買えるのですが割高。お寿司屋さんの方が安いかも。
— 𝙬𝙖𝙨𝙠𝙖𝙯 (@waskaz) 2024年2月3日
近くの新鮮市場にはのっけ丼システムは無いものの、食事処はあります。玄人向け?
いずれにしても腹いっぱい。 pic.twitter.com/MI1wuJqWCj
毎年8月に開催されるこの祭りは、巨大な山車が街中を練り歩き、その光景はとても壮大です。
観光施設、ねぶたの家 ワ・ラッセでは、ねぶた祭りで実際に使用された山車を間近で見ることができます。
【広告】ねぶたの家 ワ・ラッセ
— 東奥日報(青森) (@toonippo) 2024年1月29日
ここでは毎日がねぶた祭!
館内では実際に出陣した大型ねぶたを間近で見ることができ、迫力のある大型スクリーンで上映されるねぶた祭りの様子や、ねぶた囃子の生演奏も楽しめます。#青森市 #ワラッセ #ねぶた #aomori #warasse #nebutahttps://t.co/7j2JP6cI4Y pic.twitter.com/dXQUeOMPDm
ここも、中国から訪れた多くの観光客の姿があります。
受付の際、日本語を話せない人には、英語や中国語で対応してくれるそうです。
また、会場内ではQRコードからアクセスし、英語や中国語でねぶたの解説を見ることができ、きめ細やかなサービスで観光客の満足度を上げています。
青森県のSNS戦略が功を奏した
すごいな……
— セメントTHING (@cement_thing) 2024年2月7日
「中国のSNS『ウェイボ』で、公式アカウントのフォロワー数が130万人に達している青森県。他府県のフォロワー数と比べてみても、その驚異的な人気ぶりが見てとれる」
「青森」に中国人観光客が殺到SNSフォロワー数が“人口超” #FNNプライムオンライン https://t.co/LM58gAhKQh
中国のSNS「ウェイボ」で、青森県の公式アカウントのフォロワー数が130万8000人に達しているそうです。これは、青森県の人口 約118万人(2024年1月1日現在)を超えるほどです。
青森県は、平成23年にアカウントを開設以降、地道に継続して情報発信してきました。青森県の魅力を伝える写真や動画、イベント情報などを定期的に投稿しています。
2020年時点で青森県のフォロワーは120万人を越えて、47都道府県で1位でした。2位の北海道ですら当時20万人に届かなかったことから、青森県の努力がうかがえます。
また、フォロワーからのコメントにも丁寧に返信しています。青森県を離れたばかりなのに、もうさみしくなったというコメントには、「またいつでもお越しください」と返信していました。
このように、青森県は、SNSを通じて中国人観光客とのコミュニケーションを大切にしています。
まとめ
今回は青森県になぜ中国人観光客が殺到しているのかについて調べてみました。
そこには青森の魅力もさることながら、県の担当者の地道な発信による成果だということがわかりました。
そういう意味では他の地方の観光地も、発信の仕方次第ではもっと世界から観光客を呼び込める可能性があると思いました。
最後までご覧いただき、有難うございました。